2016年

 

今年は、本業であった料理に

再びきちんと向き合うことを始めた一年でした。

 

ずっとずっとそうありたいと思っていたのに

なぜかそうできないままに10年の月日が過ぎ、

ようやく本来の道に戻りました。

 

そして、そう出来たことで

たぶん自分の中での気持ちの落ち着きや、

心の持ち方がだんだんと変わってきて、

たくさんの新しいものと出会うことが出来ました。

 

長い間ずっと

 

がんばってもなかなか伝わらないなぁ...

 

伝えるのって難しいなぁ...

 

どうしたら伝わるのかなぁ...

 

ということばかりを思っていました。

 

けれど料理を通してだと、自分でも不思議なくらいに

きちんと伝えることが出来る、という実感が持てるのです。

 

なので、料理を召し上がって下さった方とだったら、

きちんと自己紹介を済ませたような気持ちになって

安心してお話ができるのです。

 

いつも料理のことを考え、素材に触れ、手を動かして

充実した毎日を過ごすことができた2016年。

今年の始め、こんなにも実りの多い一年になるとは

まったく想像していませんでした。

本当にありがたいことです。

 

口に入れるとカラダの中にすっと馴染んで

すぐに消えてしまうような、

けど無意識のうちに心の片隅にとどまって

何かの瞬間にふいに思い出してもらえるような、

そんな料理を

私自身も無理することなく

自然体でやわらかく生み出してゆけたらと思います。

 

私の料理を召し上がって下さったすべてのみなさん

どうもありがとうございました。

 

これからどんなことがやってゆけるだろう。

もっともっと何か気持ちに響くことが出来るはず。

とても、とても楽しみです。

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

温かく、美味しい年末年始となりますように。

 

2016年、毎日、ほんとうにありがとうございました。

 

昵懇

大西麻子

2016年12月31日

 

 

 

 

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